先日、浜松市のお客様からパソコンサポートのご依頼がありました。初めてのご依頼ありがとうございます！
パソコンサポートの内容は、AutoCAD LT 2013を新しくWindows 10にインストールしたものの、画面上部のリボンメニューが出てこず、ファイルを開くと多数のファイルが重なって表示されるという不具合が出ているとのこと。
早速お伺いしてチェックしてみると、確かに画面上部にあるはずのリボンメニューがありません。既存のファイルを開くと、フリーズしながら多数のファイルが開かれてしまい、実際の業務で使える状態ではありません。
パソコンは新しく購入したマウス（Mouse）製のデスクトップ型で、Core i5＆メモリ8GBとAutoCAD LT 2013を動作させるには問題ありません。グラフィックボードは搭載していませんが、2次元CADならグラフィックボードは無しで（マザーボード搭載）で今なら十分でしょう。
AutoCAD LT 2013 の動作環境
AutoCAD LT 2013のインストールは他の方が行ったようですが、こちらを見てみるとWindows 10には未対応のようです。動作すればラッキーといった感じですね。
オートデスク製品の Windows 10 および .NET 4.6 のサポート
動作環境に特に記載がない限り、バージョン 2015 以前のほとんどの製品は Windows 10 と互換性がありません。
現時点での復元ポイントを作成して、AutoCAD LT 2013を削除、その後に再インストールとなりますが、こうした古い＆動作対象外のソフトをインストールするには、ひと手間加えてあげましょう。
今回行ったのは、ディスクのインストーラ（setup.exe）のプロパティを開き、Windows 7の互換モードと管理者モードのチェックを入れました。下記サイトも参考になると思います。
Windows10未対応な古いソフトを動かすTipsいろいろ
Windows10では、XP時代 (もしくはそれ以前)に設計されたソフトが正常に作動しない場合があります。
以下、それらのツールを正常に作動させるためのTipsをいくつか掲載しています。Windows 7/8.1で作動していたツールならば、大抵は以下でなんとか作動するようになると思います。
こうしてインストールする状態をWindows 10ではなくWindows 7に変更してあげることで、正常に動作確認が取れているWindows 7の状態で、無事に（ちょっと強引に）インストールすることができました。
AutoCadも現在ではサブスクリプション型（月額課金）に変わっており、2013のように買い切り型ではないので、費用的な面でも、できることなら買い替えせずにWindows 10でもそのまま使いたいところ。そのご要望にお応えできて良かったです。
ということで、今回は浜松市からのパソコンサポートのご依頼でした。どうもありがとうございました！
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