[磐田,浜松,袋井] パソコンサポートと出張修理 奮闘日記

先日、浜松市のお客様からデジタル遺品のサポート依頼がありました。ありがとうございます！

デジタル遺品の内容としては、父親が昨年に亡くなって、その父親が使っていたパソコンの中身をチェックしたいとのこと。チェックするにもWindowsのパスワードがかけられているため、ログインすることができず、中身がわからないとのこと。



ご依頼の方は娘さんで現在は遠方に住んでいるため、時期を見てサポートをお願いしたいとのことでした。

Windowsにしてもスマホにしても、このパスワードがなかなかクセモノで、こちらで対応できるものとできないものがあります。Windowsならまだパスワード解析は可能ですが、これがスマホ（iPhoneやAndroid）になると、以前に下記の記事に書いたように一気に難易度が上がります。




しかも、Windowsパスワードなら何度間違えても基本的にはロックされたり強制的に初期化されることはありませんが、これがスマホになるとパスコードの入力回数が決まっていることが多く、ある一定回数間違えると強制的に初期化（リセット）されてしまう恐れがあります。

iPhoneの場合はパスコードがわからなくても、Apple ID（登録したメールアドレス）がわかればiTunesやiCloudを使って、中身のデータにある程度アクセスすることは可能です。

Androidの場合は、Apple IDの代わりになるGoogleアカウント（Gmailのメールアドレス）がわかれば、これまた復旧できる可能性はぐんと高くなります。

今回の場合はWindowsパソコンなのでスマホほど難易度は高くありませんが、それでも実際にパソコンを見てみないと状況は不明です。現在は電話での打ち合わせ段階（客先が遠方にお住まい）なので、近日中にお伺いして対応したいと思います。

遺品整理もそうですが、今後はこうしたデジタル遺品のご依頼も増えてくると予想しています。パソコンにしてもスマホにしても、機器の劣化・故障はどんどん進んでいきますので、後々の対応に回してしまうと、肝心の機器が動かない、故障してしまったということにもなりかねません。

デジタル遺品の対応したい内容としても、金銭的な部分はできるだけ対応したいところ。インターネット銀行の預金口座や株式・不動産などの金融資産、インターネット回線やスマホ・携帯電話の通信契約などが該当するでしょうか。

パソコンの寿命は平均して3～5年、スマホは2年と言われます（もちろん平均値です）ので、故障してからではどうにもなりませんので、できるだけ早めの対応が結果的に最善の対策になると思われます。