デジタル遺品対応で、マイクロソフトアカウントのocnメール資料を捜索中

カテゴリー │★デジタル遺品

新型コロナウイルスの脅威も依然続いており、今日は2020年東京五輪オリンピックも延期に?というニュースも入ってきました。世界中の景気も先行き不透明、石川県で震度5強の地震、春ということでしっかり花粉も飛んできていますし・・・一体今年はどうなるのかな?と若干不安にもなります。

取引のあるお客様ともよく話しますが、今のところ特別大きな影響・打撃は無さそうですが、ここからじわじわと影響が出てくるような気がしています。状況がどう転ぼうとも、変化に合わせて柔軟に対応していくしか無さそうですね。

さて、先日こちらの記事にも書きましたが、静岡県富士市からのデジタル遺品のご依頼で、メールに関する調査をしています。
静岡県富士市からデジタル遺品依頼|マイクロソフトアカウントのパスワードロック解除

Windows 10のログイン方法がマイクロソフトアカウント形式を使っており、このマイクロソフトアカウントでのログインは結構厄介で、対応に苦慮することが多いです。

email

そのマイクロソフトアカウントのIDとしてメールアドレスを登録するのですが、そのメールアドレスがocnプロバイダのメールですので、ocnメールのプロバイダ情報を入手する必要があります。

お客様に確認すると、メールはどうやら複数使用しているようで、プロバイダ資料としてtncやthnの書類が出てきたものの、ocnメールの資料は現在探してもらっているところです。

マイクロソフトアカウントのパスワードリセットも難しく、当然本人はいらっしゃらないので(故人様)、本人確認も難しく対応が進みません。

その手がかりとして、マイクロソフトアカウントで登録しているocnメールを辿っていきたいのですが、そのocnのプロバイダ情報もなかなか出てこず難儀しているところ。複雑にサービスが絡み合っており、一般の方にはそのサービスの連携を紐解くのは容易ではないと感じます。

一般の方からしたら、回線事業者とプロバイダのことも不明瞭でしょうし、契約内容も難しく、契約時の書類が見つかればまだいいものの、見つからないと回線事業者やプロバイダに連絡して、本人確認をしてからの対応となり、時間がどんどん過ぎていきます。

デジタル遺品業務は、本人(故人様)と連絡が取れませんので、こうした1つ1つの対応に時間がかかり、対応終了までに多くの日数を要してしまいます。

Windows 10のログインがマイクロソフトアカウントではなく、通常のローカルアカウント(パソコンにのみ記憶させるIDとパスワード)でしたらまだ対応がスムーズなのですが、マイクロソフトアカウントでのログインは要注意です。

マイクロソフトはこちらのログイン方法を推奨していますが、それはマイクロソフトにとって色々と都合が良いという事情もあるのでしょうが、実際のパソコン使用者からすると非常に仕組みがわかりにくく、個人的にもお勧めはできません。自分のパソコンもすべてローカルアカウントでのログインにしています。

Windows 10の初期設定時に、画面に沿って進むとおそらくマイクロソフトアカウント側に設定が進むとは思いますが、そこでローカルアカウント側に切り替えて設定することをお勧めします。その方が後々のトラブル時にも有用です。

デジタル遺品業務は、何かと手間と時間がかかります。


デジタル遺品-2



  • 同じカテゴリー(★デジタル遺品)の記事

     
     
    <ご注意>
    書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

    削除
    デジタル遺品対応で、マイクロソフトアカウントのocnメール資料を捜索中
      コメント(0)